ツーモラリスト

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人生、勝ち方より守り方

【商品の買い方】もしかして、選んだつもりで選ばされてない?

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今日のテーマ:感情のウラにある意図

こんにちは、秋山です。 

無料相談系で案内される商品には、公平性はあるのでしょうか?たとえば保険や投資信託。知識を持たずに相談へ行ったとしても、担当者は優しく接してくれます。説明も丁寧で、たくさんの商品から自分にあったものを提案してくれます。しかし、説明を受けている途中はあたかも選択肢が多く錯覚しますが、最終的には会社都合の商品を売られていることも。結果、なぜ加入したか不明なままお金を払い続ける始末。

なぜオススメなのか、少し考えてみる

これは、様々な金融商品でも同じことが言えます。窓口でおすすめ商品を聞いたばかりに何となく購入し、結果含み損が生じる。そもそも、相手があなたに優しく接することには必ず意図があります。そしてそこには、相手からの「ウソ」か「我慢」のどちらかが含まれていることが多い。

例えば相談関係のお仕事では、 商品販売のために「○○さんにはこの商品がピッタリ。他の皆様も購入されていますよ」とアプローチをしかけますが、ウソの可能性が高いです。また、本当はやりたくない仕事だが、給料のために相手の話を聞いている場合は、我慢が生じています。

さらに、自分は購入したくないような商品を、会社の売上げのために売りつけるのは、ウソと我慢のあわせ技ですね。このジレンマに悩んで、金融業界を去る人は多いといいます。知人の銀行員は、お客さんの顔を見るのが嫌だ嫌だと愚痴を言い、それでも毎日窓口に立っています。

仕掛けられるのではなく、選ぶ立場に

これは何も、仕事や営業トークに限った話ではありません。男性が後ろめたいことをすると、記念日でもないのに女性へプレゼントを渡してあげたり。苦手な相手や嫌な事象に対して、邪険にすることなく付き合い良く振舞ったり。どちらも一見すると優しさに見える行為ですが、そこにはウソや我慢が含まれています。わが子に対する親の無償愛ですら、時には育児疲れで我慢が爆発しますからね。

だからと言って、優しさ(提案)を受け取るなというわけではありません。裏の意図を理解したうえで、相手の気持ちを汲み取り、あくまでも必要な提案は受け入れましょう。

なお、背景を知って提案に乗るのと何も知らずに提案に乗るのでは、結果的に予想外のことが起きた際、前者は自分の責任ととらえ、後者は人のせいにするような違いがあります。後者は依存症とも言えるでしょう。どのような事象が起こったとしても結局は、判断・決断をした自分のせい。人に依存してしまう前に、相手の意図と自分の意思を確認しましょう。

まとめ

相手の優しさ(提案)に甘えるだけでなく、意図を読み取れ。