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【分散投資の罠】一つのカゴに卵を『盛る』、という考え方

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今日のテーマ:卵は一つのカゴに盛れ

こんにちは、秋山です。

 イギリスの諺に「一つのカゴに卵を盛るな」という有名な言葉があります。一つのカゴだけだと、何かあってカゴがダメになった時に全ての卵が割れてしまう。リスクを一箇所にまとめず、複数投資先への分散投資を考えよう、という意味ですが、実は半分本当で半分はウソ。

分散投資によるリスクヘッジには、罠が存在する

投資手法を学ぶ際には、株式投資だけでなく、為替や不動産投資も勉強することで種類の異なる投資を実践し、視野を狭めることのリスク分散を目指す人もいます。リスクとは不確実性。人生においては、予想できないことが多々起こります。そのためのリスクヘッジは必要不可欠といえるでしょう。

とはいえ、ここで注意!

既に資産家ならまだしも、これから投資で大きな資産を作りたいと考えているなら、リスクヘッジを意識すればするほど大きなワナにはまることになります。

複数のカゴに卵を盛ることのデメリットを理解する

リスクが減るということは、リターンも減るということ。自分の貯金額が多くないと感じ、だからこそ投資で資金を作りたいと考えているなら、本来、分散投資を行う余裕資金は手元に無いはず。

投資で資産を作りたいと思いながら、少ないリターンで満足なのか?いつまでに、いくらの金額を目標に定めるかによって、投資法は変わる。初心者には分散投資が良い、という言葉を鵜呑みにしてはいけない。

複数の投資手法を学ぶ場合も、結局何から手をつければいいかわからなくなり、少ない資金を分散させないといけないだけでなく、自身の意識も分散してしまう。分散投資が本当に有効なのは、お金を多く持っている人です。

目的に対する手段が決まれば、集中投資の方が向いている

お金持ちの投資目的は、資産を減らさないことと、利益で生活をすること(利食い)運用額が大きいので、たった1%の運用益でも多額のリターンとなります。

あなたが、資産運用を手段として捉えており、将来の準備資金の不足分を補うため、独立資金のため、早期リタイアのためなど、目的が決まっているなら、なるべく早めに、集中的に資金を投下すべき。もしも資金が目減ってしまっても、時間があればリカバリーできるから

【まとめ】

まずは集中投資。守る資産が増えてからリスクを分散する。