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【目標と目的の違い】不動産投資から見る、間違った目標設定

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今日のテーマ:間違った目標設定

こんにちは、秋山です。

不動産投資の相談に乗っていると、こんなことを言う人が多い。「投資用で買った物件に入居者が定まらず空室が続きそうなら、最悪『自分が住めばいい』と思っています」・・・これは絶対にダメ

売り手が囁く、優しい言葉に騙されるな

僕が昔受講した不動産投資セミナーでも、講師が同じようなことを言っていた。「ワンルームマンションの場合、毎月の返済額は比較的少ないので最悪は『自分が住む』ということもできますね」。一見すると、自分が住むことでリスクヘッジをしている風だけど、これは、目的がブレている状態。

目的と目標を一緒にするな

目的とは到着地点のことであり、目標とは目的を達成するための方針や考え方のこと。不動産投資の目的は、収入補完や企業勤めということに対するリスクヘッジ。今の時代、勤める会社が定年まで存続しない可能性があったり、将来の年金支給額は少額の可能性が高かったりと、別口収入を目指して何か行動を起こしたい。そう思ってチャレンジする。つまり、将来の不安解消目的であり、不動産投資で○○%の利益目標となる。最悪住めばいい、というのは、将来の不安解消ではなく、支払の不安解消(目先のリスクヘッジ)にすり変わってしまっている。

確かに、住めば家は失わずに持ち続けられるが、本来の目的別口収入だったはず。収益にならない物件なら、それを売って別の投資用物件を購入するか、不動産投資以外で収益を目指すか。どちらかを選択しないと、いつまで経っても目的には到達できない。今の目標で目的が叶わないなら、さっさと次の目標設定をすべき。

たとえるなら、今の彼氏・彼女と結婚を目的に付き合っているが、もし別れても身体の関係を続けられたらいいや、みたいなもの。

いやいや、それ、目的からズレてません??

客観的に見ればわかることも、感情が入ると目的が見えなくなってしまうので注意。

【まとめ】

目標を変えても、目的は変えるな。