【貯金したいなら】今すぐクレジットカードを切り刻んで捨てろ
今日のテーマ:クレジットカード禁止令
こんにちは、秋山です。
クレジットカード、便利ですよね。社会人ならほとんどの方が、一度は利用したことがあるかと思います。しかし意外と日本では使われておらず、日本クレジット協会の2016年統計によると、日本人の利用は18%で、これは先進国ではビリに近い数字。
日本人はキャッシュレスが嫌い!などと言われることもあるようですが、別にカードは使わなくても良い。なぜか?貯金体質の備わっていない人が利用すると、いつまでたっても貯金ができないままになるから。
利用しているようで利用されている利用者たち
これまで様々な方の収支改善を実施してきましたが、勤続年数の割に貯金額が少ない方の特徴として、クレジットカード決済を多用していることが挙げられます。
そのような方に、カードを使う理由を聞くと決まって返ってくるのがこんな感じ。
・現金を持ち歩かなくてすむから
・明細がわかるから支出を把握しやすい
・ポイントがついてお得だから
うん、確かにクレジットカードのメリットとして考えられます。でもこれらは、しっかり貯金ができている人が使って初めて効果があるもの。切れ味の鋭い包丁は熟練の料理人が使うから効果的であるように、調理の素人が使うと逆に危険。
メリットを挙げているつもりが、全てデメリットだった?
一つずつ問題点を見ていきましょう。
現金を持ち歩かなくてすむから
現金を持ちたくない派の理由が「財布にお金があると使ってしまう」。
→それならカードを持っていても同じ。さらにカード使えば、所持金以上の支払いができてしまう。
「お金があると、つい自販機やコンビニで買い物してしまう」。
→現金がなくても、チャージしたICカードで結局買い物をしているという現実。
つまり、お金を持ち歩かないことで支出が膨らんでいることもある。
明細がわかるから支出を把握しやすい
「お金」のシークレット』(三笠書房)によると、カード利用者は自身の利用額を少なく見積もる傾向にあるという。
把握という言葉の意味は、『しっかり理解すること』。どの商品に対していくらの支出があり、自分が設定した予算との乖離はどの程度だったか?このような理解を深めているなら『把握』のためにカードを利用するのも良いでしょう。
ただし残念ながら「支出を把握しやすい」と言う人ほど、利用明細は見流すだけ。先月何にいくら使ったか覚えていない人がほとんど。
ポイントがついてお得だから(※)
これが一番危ない。そもそもポイント還元は、カード会社が消費者の利用促進を図って設定しているもの。
ポイントが溜まる!とカードを使うから、必要以上の買い物をしてしまう。たった数十円、数百円分のポイントと引き換えに貯金ができない体質へ。
※光熱費などの生活必要経費はクレカで支払うべき!ポイントがお得!など言われますが、口座振替割引を考えると毎月の利用料金次第では全然お得ではない。
レッツ・現金払いライフ!
先ほど参考にした書籍『「お金」のシークレット』には、現金支払いと比較してカード支払いの場合は平均23%も支出が増えるともある。具体的な調査元の記載がないため真偽は不明ですが、日々お金の相談に乗っているとあながち間違ってはいないと感じます。
以前「貯金ができない」と相談された20代後半の男性は、毎月いくらの貯金ができているか感覚でしかわかっていなかった。ヒアリングの結果、生活費の支払いをほぼクレジットカードかICカードで済ませていたことがわかったので、カード禁止令を発動。
結果、月の貯金額が1~2万だった彼は、1ヶ月ほどのリハビリ期間を経て、我慢することなく毎月6~7万の貯金ができるようになった。一度体質を手に入れてしまえば不要な買い物が減るので、以降の生活に必要な分はカードで支払ってもOKとなった。
もしあなたがクレジットカードを使いながら貯金が苦手と嘆いているなら。いきなりハサミで切り刻むのは抵抗があるかもしれないので、、、まずは机の引き出しに封印することから始めてみよう。
まとめ
便利な道具(キャッシュレス)を使う前に、自分の軸(貯金体質)を定めよ。
おまけ:書籍紹介
「お金」のシークレット―人生を変える“感情”と“お金”の法則